ポガティブ
僕は自己肯定感が人より低いと思う。
特に、容姿を褒められたとき。「かっこいいよ。」「素敵だよ。」そんな言葉をいただくときがこんな僕にも極まれにある。
だけど、そんな時に浮かぶのは "どうせそんなこと思ってないくせに" という捻くれた考え。
褒められても、素直に受け取れない。
心配されても、どうせ俺が具合悪くてもなんとも思わないくせに、と。
褒めたり、心配してくれる人には申し訳ないが、僕にはそうしてるフリにしか見えない。
どれだけ褒めてくれようが、どれだけ心配してくれようが僕の心には全く響かない。むしろ苦しめている事を知ってほしい。
そんな僕に、先日とある人が、僕の写真を見て「自然な感じで好き」と言ってくれた。
褒め言葉じゃないその言葉に救われたような気がした。
何故かはわからないけれど、嫌悪感や苦痛は感じなかった。
さて、題名にあるポガティブについて触れていこう。
僕は根っからのネガティブ思考の持ち主だが、自己肯定感が高いフリをする。
俺はかわいいよ?とか、俺イケメンだからなど。
そんなの本気で思ったことなど一度もない。
でも、自己肯定感が高いフリをする。理由は簡単。
その言葉を否定してほしいから。
自分で自分の事をイケメンと言うと、大体の人が何言ってるの?とか鏡見た?と言ってくれる。その時は、ひどい!と返答するがこれも建前。
内心とてもホッとしている。感謝までしている。
どうか、僕を褒めないで。心配しないで。
僕の人嫌いの理由の一部でした。